今泉浩一ブログ

「新型コロナウイルス、日本で重症化率・死亡率が低いワケ」

以下は、交際福祉大学高橋泰教授、内閣未来投資会議・構造改革徹底推進会合医療福祉部門副会長による説明の引用です。(東洋経済8/8号参照 )

(1)新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの違いについて     インフルエンザの場合は、ウイルス自治の毒性が強く、すぐに鼻汁、咳、筋肉痛、熱、と明らかな症状が出る。暴れまくるので、人の体ですぐに抗体いわば軍隊の発動を命じ、発病後2~1週間で獲得免疫が立ち上がり抗体ができてくる。よって、抗体検査をすればほぼ全ケース「陽性」となる。多くのケースにおいてウイルスに入り込まれた生体が獲得免疫で押さえ込み、1週間~10日の短期で治癒する。だが押さえ込みに失敗すると、肺炎が広がり死に至ることもある。                                (2)これに対して、「新型コロナウイルスの性質の特徴は、自身が繁殖する為に人体に発見されないように毒性が弱くなっていること」である。従って、一定量繁殖しないと人体の側に対抗する為の抗体ができない。そして、まれに、宿主となる人体の免疫を狂わせて殺してしまうこともある。日本を含めた各国でそれぞれ数十万人が死亡すると言うような、当初流布された予想は大きく外れた。その原因はインフルエンザをベースとしたモデルを使っている為だ、と思われる。2つのウイルスには大きな違いがあるからだ。             (2)「新型コロナウイルスは、初期から中盤までは、暴露力(体内に入り込む力)は強いが、伝染力と毒性は弱く、かかっても多くの場合は無症状か風邪の症状程度で終わる大人しいウイルス」である。しかし、1万~2.5万人に一人程度という非常に低い確率ではあるが、サイトカイン・ストームや血栓形成という状況を引き起こし、肺を中心に多臓器の重篤な障害により、高齢者を中心に罹患者を死にいたらせてしまう。                      (3)日本は諸外国のような強力なロックダウンを実施しておらず、(武漢市がロックダウンになる前に、人口1,000万人武漢市民の約半分の500万人が市外に脱出していた)ウイルスに感染した中国人が1月~3月には180万人くらいの観光客として来日していたので「これまで多くの日本人が新型コロナに既に感染していると推定できるので、日本人のほとんどが武漢ウイルスに感染し、重症化しない弱いウイルスである為に自然免疫で抗体ができる前に治っている状況だったのだ」、と考える方が、日本人が諸外国に比べて、感染者及び重症者や死者が少ないことの説明に合理性がある、と言える。この時期の人は、無症状か風邪のような症状であり、自身が新型コロナに感染したという自覚がない内に治ってしまったのだが、T型自然免疫は持っているので、3月以降に来た新型コロナウイルスの一次感染の時には、ほとんどの日本人は重症化することなく、まれにサイトカイン・ストームで重傷化したり死亡した人も居たことになります。    (4)日本人の死者数が欧米の1/100であることについては3つの要因がある。① 暴露率(人に入り込む力)が低いのは、欧米の高齢者の暴露率が40%に比べて日本の高齢者の罹患率が10%と低かったことがある。          ② 自免疫力で治る人の比率が欧米よりも日本人の比率が高いことから、その結果「軽症以上の発症比率」が低くなるが、抗体陽性比率も低くなる。自然免疫力(特に細胞性免疫力)の強化にBCG が関与した可能性は高い。自然免疫力で処理できる率が日本人は98%で、対応できない人が2%と言う事になる。 日本では、新型コロナにかかった人が次の人に移しても、その大半が自然免疫で処理され、次の人への感染につながらないので、感染がそこで途切れる。 一方、抗体陽性率の高い欧米では、自然免疫で対処できずにしっかり発症する人が日本人より遙かに「軽症以上の発症比率」が日本の5倍の10%多いと想定すると、日本と欧米の自然免疫力の差を2%と20%と想定すると、両者の差が欧米と日本の新型コロナの被害の差を生んだのだ、と考えられる。              ③ 発症者の死亡率が日本は欧米と比べて低い。その理由は、欧米人に比べて血栓ができにくいことがある。「発症者死亡率」派、日本では、0~69歳で0.01%、70歳以上で40倍の0.4%だが、欧米では0~69歳で0.05%、70歳以上で2%である。 10万人当たり日本の死亡率は0.9人、ベルギーの死亡者は82人である。結果、日本人の死亡率は、欧米の死亡率の1/100となっている。      (4)日本では、これまでのところ、人口10万人に対して0.8人が亡くなっている。この計算では、1億2,400万人の人口の日本人÷10万=1,240万人の死者が出る計算になるが、新型コロナウイルスがどんなに広がっても10万人中3人以上、つまり、『1億2,400万人÷10万×3=全国で3,800人以上死ぬことはなさそうだ」、というのが結論になります。                    (5)一方、日本での自殺者は2万人居ますが、コロナで史上最悪の経済悪化が起きることになれば、10万~50万人の経済的困窮からの自殺者が増えると推定されています。コロナウイルス感染を恐れ過ぎて、最大でも3,800人の死者を出さない為に経済困窮からの自殺者を10万に以上出すのか、メリットとデメリットを考えての対策を考えることも必要ではないか、と言うことです。     (6)コロナ対策としては年齢に応じた対策を打つべきだ、と言う事です。 ① 30歳以下では重症化リスクは限りなくゼロに近いのに、対面授業を行わないとか、スポーツをさせないとい言うのは誤った政策です。          ② 30歳~59歳も通常の経済活動を行って良いはずだ。罹患した時は、症状に応じて自宅待機など行い、集団発生したら職場の閉鎖をすれば良い。     ③ 70歳以上の高齢者は、流行している間はは隔離的な生活を維持せざるを得ないだろう。 しかし、高齢者は自宅に籠もれば良いと言うことではなく、栄養・睡眠・運動を考えて、三密を避けた散歩や軽い運動なども続けて自分の健康を維持し、もし感染しても若い人に負けない免疫力を付けていることが大事だ、と言う事です。 何度も言うが、感染リスクはある。しかし、2%未満の重症化リスクを減らせば良いことになります。                                                                                                                                                                        

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